自動継続・自動引落の罠! 解約方法を確かめてから

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メリット・デメリット

自動継続は、便利な反面、損をこうむるリスクもあります。

それでは、自動継続契約のメリット・デメリットを考えてみましょう。

メリット

  1. 必要なサービスや商品が、途切れることなく、提供されます。
  2. 新たに申込の手続きをしなくても済むので、手間が省けます。
  3. 自動継続で一定期間以上契約すると、減額されて得をすることが多いです。

実は、これらのメリットは、買う方だけではなく、売る方にとっても、メリットなのです。
価格を減額しても、引き続き買ってもらえて、新たな手続きも要らないから、仕入れや売り上げの予測も立ちます。

ところが、買う方にとっては、デメリットもあります。

  1. メリットに誘われて、自動継続、自動引落にしたけれど、「もういらいない!」って、サービスはありませんか?
  2. そもそも、自動引落になっているけれど、「一体、何のどの契約のものなんだろう?」ってものは、ありませんか?
  3. もういらないから、止めたいのだけれど、「解約の時期、やり方が分からない!」って、契約ありませんか?

これが、デメリットです。

いらないのに、ズルズル契約が続いて、自動引落で代金が支払われていく。

それなら、結局、最初のメリットは全て吹き飛んでしまいます。

解約しにくい理由

いらない物やサービスは、要らないから、普段から使っていない。

使わないから、何で、いくらで、いつが更新時で、どこに契約書やサイトがあるか、分からなくなっています。

自己責任だと言われればそれまでですが、一部の売り主は解約されたくないため、解約を引き留めたり、解約をやりにくくしたりしています。

もちろん、消費者契約法などの規制があるので、解約の不当な制限は許されませんが、契約をするときほど親切ではありません。

例えば、最初に申し込むときは、すぐに人が応対して親切に教えてくれたのに、もう止めたいと思っても、電話はいつも混み合っていて、待っていても結局、人が出てはきてくれない。

こんな経験はありませんか?

他にも、ネットからは、解約のページがどこにあるのか分からない、やっと辿り着いても、すでに更新がすんでいた、解約できる期間があって今は手続きできない、などがあります。

一番やっかいなのは、サービスです。

物販ならば、定期的に、不要品が届くので、その都度、何とか解約しようと思うものです。また送り主を手繰っていけば、契約先に辿り着き、解約も可能となります。

けれど、サービスは、何の対価なのかすら分からなくなっている場合があります。

そういう場合は、引落先の銀行口座から辿っていくことになりますが、取引先銀行から教えてもらう時も当然本人確認などの手続きが必要です。

そして、分かるのは、送金先だけなので、そこにさらに問い合わせるなどしないと、何の代金なのか分かりません。

また、送金先が、契約の当事者ではなく運営会社や決済代行会社の名称であるときは、必ずしも契約内容を把握していない場合があります。

自動継続・自動引落の契約は、「行きは良い良い、帰りは恐い」にならないように、気をつけましょう。

要らない契約を続けない方法

要らない契約を続けないためには、最初が肝心です。

わずかな減額やポイントに釣られない。

自動継続したいほど、その商品やサービスは魅力的でしょうか?

自動契約をする前に、次の点を確かめましょう。

① 解約は、いつ、できるのか。
② 解約すると、お金のプラス・マイナスは、どうなるのか。
③ 解約方法は、具体的にどうするのか。
④ 解約時に、説得されたり嫌みを言われたり、他の点で不愉快や不利にならないのか。

紐付けや無料お試しも注意

紐付け

契約したサービスに、いろいろなことを紐付けてしていませんか?

紐付けしていると、解約のときに、それらを全て引っ越しするか、それら自体を解消しておかないと、困ることになります。

例えば、クレジットカードを解約するときを考えてみましょう。

そのクレジットカードで、引き落として引き落としているサービスがあれば、別の支払い方法に変えておく必要があります。

長く続けるつもりがなければ、しばらくは、他のサービスと紐付けたり、リンクしたりしないで、様子をみましょう。

無料お試し

無料お試し期間も、要注意です。
無料期間だけ使ってあとは契約しなければいい、と思っていても、そのまま使っていれば契約したことになるものもあります。


ピンポイントで止めることができますか?
もちろん、良かったから続けて有料で使いたいこともあるでしょう。
でも、ほとんどの場合、ネットで調べれば評価を知ることができます。
無料お試しをするときは、よほどのことがなければ契約する、という気持ちがあるときにしましょう。

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