稼ぐ力を上げる資格
『金持ち父さん 貧乏父さん』が教えるもの
ロバート・キヨサキの『金持ち父さん 貧乏父さん』は、理にかなった生きる上での経済学書です。
私たちは、小さい頃からなんとなく、「金持ち=悪いことをしてお金儲けをした人」「貧乏=誠実に働いて生きている人」とのイメージを持っています。
そのため、お金儲けの話は下品なことと思っています。
しかし、法的な仕事をしていて、お金にまつわる苦労話やもめ事は非常に多いのです。
この本を読むと、「金持ち=悪いこと」といった先入観がなくなるのと、経済力をつけるには4つの方法があることを知ります。
労働者、自営業者、経営者、利殖家です。
右にいくほど、楽して多額の経済力を得ることができます。
しかし、一般の人は、働くことを大切にします。
それはリスクなく、誰でも可能だからです。
稼ぐ力を上げる資格
しかし、誰でもできることほど、安く叩かれやすいのです。
多くの法律や制度ができてはいますが、単純労働だけではゆとりが生み出せません。
例えば、最低賃金が定められています。
しかし、それだけの給料では、病気や高齢に備えるには不十分です。
なお、病気と高齢については、「男性で9年、女性で12年、一体何の長さ? 健康寿命とは?」を、
高齢に備えがなかった場合については、「他人事ではありません!老後破産の現実~助かる方法(リセット)」をご覧下さい。
自分自身に付加価値をつけることによって、稼ぐ力を上げることができます。
それが、資格です。
この点は、「確実なリターンが得られる投資~自己投資の方法(法律資格)」でもお話しています。
力になる資格とは
アクセサリーではなく、実際に高い収入をもたらす資格でなければ、稼ぐ力にはなりません。
では、そのような「力になる資格」とはどのようなものでしょうか?
1 公的な資格
2 履歴書に書ける、名刺に書ける、肩書きになる資格
3 実際に役立ち、持っていなければできない仕事がある資格
「大人が学ぶべき科目3つ せひともお勧め!」でフジイは、次の3つをお勧めしました。
ITスキル、法律、美術です。
フジイは、法律の資格を強くお勧めします。
「大人が学ぶべき科目の2番目ー法律の学び方(1)」でも、資格がいろいろあることを紹介しました。
公的な資格が多く、資格に守られてできる仕事があり、実際に役立つからです。
そのうえ、「つぶし」もききます。
でも、取るのが難しいのではないの?と思われがちです。
ここでコツをお話します。
そして法律の資格だけに限らない合格のためのコツをお話します。
資格を取って、スキルアップして、自分に適した、より条件のよい、仕事へと転職していってください。
転職については、「人生3回の転職を勧める理由」をご覧下さい。
資格試験に合格することは、その分野の専門知識や情報を持つことになります。
現代において格差を決めるのは、「豊かさ=資本=お金」というよりも、「豊かさ=情報=知識や資格」ということになります。
この点は、「持てる者と持たざる者~いったい、何を持っておくべきでしょうか?」で詳しくお話しています。
合格するためのコツ3つ
第3番目のコツ
第3番目のコツは、「完全を目指さないこと!」です。
難しい問題を解けるようになろうとしないことです。
皆が解ける簡単な問題を落とさないことです。
100点を取らなくてもよいのです。
上位合格を目指して、1年遅れるよりも、先に合格さえすれば、あとは何とでもなります。
合格水準にもよりますが、6割で合格ならば、6割取れるように基本を押さえるだけです。
こだわりすぎて、「なぜこの正解になるのか、理解できない」と時間をかける必要もありません。
いつか分かるときがあるし、分からなければ、「丸暗記」しておいても問題ありません。
マニアックな難問は解けなくていいのです。
趣味人に任せましょう。
資格試験は、落とすための試験ではありません。
通すために試験をしているのです。
合格者0人の資格試験はありません。
第2番目のコツ
第2番目のコツは、「過去問をする!」です。
本物の過去の試験があるならば、それを時間通りに解いてみることです。
模擬問題や予想問題は、「似て非なる(にてひなる)もの」なのです。
模擬テストを受けることの意味は、時間配分や臨場感の訓練、全体の順位を知る、などです。
新しくできた資格で過去問がない場合は、類似した資格の問題や何を問う資格なのかで検討をつけます。
試験直前に大規模な模擬テストがある場合は、受けておくか、少なくとも問題は取り寄せて見ておく方がいいでしょう。
もし、同じ問題が本番で出たとき、大多数の受験生ができたのに、自分はできなかったということになるからです。
まずは実力をつけてから、基本を学んでから、過去問をしようと思う人が結構います。
でもそれは、遠回りです。時間の無駄です。
どのような形式で問われ、どのような点がきかれ、どれくらいの時間をかけてどれを答えればいいのか、真っ先に知っておくべきです。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず(てきをしりおのれをしれば100せんあやうからず)」です。
受けるべき試験を熟知し、自分の足らず目を知っていれば、100回戦っても負けることはない、との格言です。
そしてさらに、有利なことに、戦国時代の戦なら奇襲戦法や闇撃ちがありましたが、資格試験にはありません。
王道を行けば良いのです。
王道とは過去問に出ています。
過去問のうち、去年出た問題はでないという形式の試験もあれば、何度も出るという事項もあります。
法律でいえば、法改正やニュース、最高裁判決が出たところは、山を張っておいて間違いはありません。
過去問から、今年の問題で確実な山を張るのは大事なことです。
山を張ってあたらなかったら、致命的だという人がいますが、間違いです。
過去問から山を張り、あたればラッキーなのです。あたらなかったら、それは普通なことなのです。
張った山以外は、勉強しないというのではありません。
注意をしていると、自然と今年はこのあたりがでそうだとの感は働くものです。
第1番目のコツ
第1番目のコツは、「合格したときの自分をイメージする!」ことです。
合格体験記を想像してもいいです。
合格祝賀会のきらびやかな自分を描いてもいいです。
合格した先輩の現在に重ね合わせてもいいです。
合格後の旅行や新しいスーツ姿などをイメージしてもいいです。
いっそ、「今年は合格する」と宣言してもいいです。
いつも座る机の前、ベッド前、携帯の待ち受け画面でもいいので、「絶対合格!」など掲げます。
そんな「根性主義」「洗脳ごと」「格好悪い」ことしたくない、と思いますか?
合格するための、一番のコツなのですが …… 。
合格した人、合格しそうな人、資格をもって活かしている人、そんな人を間近にしましょう。
youtubeには、今までピアノを習ったこともない高齢の人が、難曲に挑んで弾いている動画があります。どうしてもその曲が弾けるようになりたいの一念が、その人を駆り立てたようです。
もちろん天賦の才能をもつ人や著名なピアニストにはなれないでしょう。
でも良いのです。その曲が弾けるようになれば。
資格試験もそうです。その資格に合格すれば良いのですから。
10年に1人の逸材になる必要はないのです。
だから、人柄は良くても「ダラダラ言い訳のように受験勉強している人」「趣味としての試験勉強が好きな人」「受験仲間では、あらゆることをよく知っている人」とは、合格するまでは、距離をおきましょう。
そして合格したら、今も合格できずに苦しんでいる人に、助け船を出してあげるといいでしょう。
資格をみきわめる
どのような資格をめざすのか?
せっかく取得した資格でも、使えない資格もあります。
一方、簡単にとれる割には、引く手あまたの資格もあります。
資格をいろいろ取る人がいます。手当たり次第ではなく、関連づけて取りましょう。
行政書士の資格を希望していた人で、ふぐ調理師免許を持っていた人がいました。
裁判官を退職して料理店を始めて話題になった人もいます。
それはそれで、興味深いですが、有機的に関連付いている方が二乗倍に付加価値がつきます。
その資格は、引く手あまたで待ち望まれているのか、すでの終わった資格なのかの見極めは大事です。
引く手あまたであっても、待遇が劣悪ではないのか、好待遇なのか、も見極めが必要です。
しかし、なんと言っても、その仕事をしたいのか、その資格をとりたいのか、につきます。
合格はスタートであってゴールではない
資格取得は、スタートです。
そこから資格を活かして、どのような功績をあげるのか、どのような実績をつむのかは、貴方次第です。
だから、合格が最終目的ではないのです。
資格合格で燃え尽きる人もいますが、要領よく、通り抜けることを心がけましょう。
合格で開ける可能性
資格があれば、最初の門は大きく貴方のために開かれることでしょう。
今まで想像だけだった世界が現実のものとなり、見える景色が違ってくることでしょう!
資格試験は必ず合格できる一定のレベルになれば合格できる
制約が少ない
学歴
年齢
独学でも可能
専門学校もあり
資格試験を合格するコツ
ストレートに本物にあたる
条文を押さえる<
過去問をする
有名な判例を押さえる
改正や新法を押さえる
8割から6割をめざす
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