NO!  断り方の下手な人 断る方法と約束してしまったときの対処

嫌です生き方スタイル
NO!

好かれながら断りたい、そんな虫の良い話はない

相手に嫌われたくない、でも断ると気を悪くするかもしれません。

何とか、相手に嫌われないで、断れないでしょうか?

そう思って、言い訳をダラダラ言う羽目になります。

「相手の誘いを断りながら、それでいて相手から好かれていたい」、そんな虫の良い話はありません。それを知っていれば、もっとはっきり、NOと言えるはずです。

「嫌われても、いいんだ」「それよりもこの誘いを断る方が大事」そう思うと、断ることができます。

弁解や説明、理由はいらない、ただ、NOと言おう。

分かってもらいたいから、相手の気持ちに申し訳ないから、自分は誠実に対応しているはず、そんな思いがあって、人は、断るときに理由を述べます。

でも、それは自己満足です。

相手が、「なぜ?」と理由を尋ねない限り、それがやむをえない場合であっても、単に気が乗らないだけであっても、断るという結果に変わりはありません。

相手に理解を求める必要はありません。

なぜなら、自分には、YESかNOかを選べる立場にあるからです。どちらを選ぶかは、自由だからです。他人に、嫌なことを強制する権利は、誰にもありません。

断るのに理由をつけると、理由がなくなると、断れなくなります。

絶対に断りたいときは、理由はいりません。

ただ断るだけ!

例えば、「足が悪いから、集会には出られない」と理由をつけて断ったとしましょう。

「大丈夫、車で送迎するし、車いすのままで参加してもいいのよ」と言われると、詰んでしまいます。

断った理由が解消されたのだから、後は「行くしかない」となります。

理由をつけないで断ったら、相手も説得の仕方がなくなります。

だから、執拗に「なぜ、行かないの?」と理由を聞いてくるのです。

理由に応じて、説得したり、解決策を提案できる可能性があるからです。

断るのに理由をいうことは、受けることにつながるということを覚えておきましょう。

NOが言えないなら、YESと言わない

現代の社会は契約社会です。相手の同意なく、無理強いすることはできません。

どうしても「NO」と言えない状況に追い込まれたときでも、「YES」と言いさえしなければ、合意したことにはなりません。

もう断れない、そう思って諦めて「はい」「はい」と言わないようにしましょう。

流れに押されて、署名したりしては元も子もありません。

今、「YES」と言わないことの方が、後から「取り消す」よるもずっと簡単でラクです。

悪質商法もブラック企業のパワハラも、一見同意があって許容されたかのような外観を作ります。

だから、相手はあの手この手で、「YES」を言わそう、署名と押印をさせよう、と躍起になっているのです。

積極的に拒絶できなくても、積極的に肯定さえしなければ、何とかなるものです。

それでも約束してしまったら

それでも、その場を逃れたくて、後の報復が恐くて、行きがかり上引っ込みがつかなくなって、約束をしてしまったら、どうしたらいいでしょうか?

(1) 悪質商法や詐欺、脅迫の場合は、特商法や消費者契約法など、あなたを守る法律があります。

(2) 市役所の消費者センター、弁護士会、警察の生活安全課に相談してみてください。

(3) 自分でサインしたのだから無理と諦めて放置するのは、やめましょう。

(4) 期間が経つと取り消したりできなくなる可能性があります。納得がいかないと気づいたら行動に移しましょう。

(5) ただし、どんな場合でも、取り消しや無効になるとは限りません。安易に「後で取り消せばいいわ」と考えない方が良いでしょう。

(6)特に、内心の動機については、表現していないと難しいことがあります。相手には分からないからです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました