女性のバッグの変化
華奢な小さなバッグ
昔、女性のバッグは、華奢な装飾品のような物でした。
せいぜい、「口紅とスワトウ刺繍のハンカチが入ればいい」くらいでした。
大きな物と財布は、連れ添う男性が受け持つという、今では考えられないものでした。
大きくなるバッグ
女性が自立して働き出すと、バッグはどんどん大きくなっていきました。
ハンカチも実際に手や額を拭く吸水性の良い物になり、メモ、ペン、手帳、名刺、鍵と膨れあがりmショルダーやボストンバックが全盛となったのです。
働く女性には、書類のサイズA4が入ることも条件でした。
特に電話が携帯になってから、携帯電話を入れるポケットがついた物が流行りました。
携帯電話は今のガラケーなので、電話としてしか期待されておらず、他にメモや筆記具、資料がひしめきあってバッグに入っていました。
そのうえ、喉や目を保護するために、うがい薬から目薬まで、入っていました。
スマホやタブレットで薄くなるバッグ
ノートや資料で膨れあがっていたバッグは、スマホやタブレット、軽量・薄型ノートパソコンにより、モバイル資料で足りるようになりました。
モバイルデータなら、部屋いっぱいの資料でも、丸ごと持ち込めるのですから。しかも、動き、話し、その場でアレンジすらできる。いやいや、そのまま発注ですら可能で、できあがりも確認できる。
夢のような時代になったのです。
万能ツールのスマホ
スマホの凄いところ
スマホは、もはや携帯電話ではなくなっています。
スマホでできることを数えあげると、ざっと見ただけでもこんなにあります。
スマホで敢えてすることもない、という使い方までいれると途方もない数になると思います。
さらに凄いことは、それぞれ本家を遙かにしのいでいるということです。
例えば、カレンダーしても、年、月、週、日ごとに表示したり、予告や到来を知らせたり、行事も公私を区分したり、至れり尽くせりです。
紙のカレンダーに、○をつけたり、空いたところに予定を書き込んだり、それはそれで風情がありましたが、スマホやパソコンのカレンダーは、もうカレンダーを遙かに超え、別物となっている感がします。
もう、壁にカレンダーが掛かっている光景は過去のものになっていくのでしょうか。
スマホの機能のうち、どれだけ使っていますか?
- 電話・電話帳
- メール
- ニュース・話題
- 音楽・ラジオ・レコード
- カレンダー
- 予定表
- 手帳
- メモ
- アラーム・目覚まし
- 時計
- 情報
- 地図
- 辞書・辞典
- 録音
- カメラ・ビデオ
- 日記・報告書
- 計算
- 家計簿
- 通帳
- 振込・支払い・入出金
- 財布
- ゲーム・クイズ
- 本(小説・料理本・服飾雑誌・専門誌・アニメ・情報誌)
- 映画・テレビ・動画
- 鏡
- 計算機
- メジャー・スケール
- 万歩計・ウォーキング・ランニング距離
- 会議
- 申請・届け出・取り寄せ
- 経理簿
- 磁石
- 予約・チケット
- ライト
- 時刻表・行き方・所要時間
- 本人認証
- 眼鏡・拡大鏡
- 書類作成
- 外国語翻訳
- デザイン作成・お絵かき
あなたは、一体、どれを活用していますか?
バッグの中に入っていたあらゆる小物や文具が、スマホ1台で全てできるのですから、驚きです。
もうこうなったら、スマホで「○○ができる」と聞いても驚かなくなっている自分がいます。
活用して快適な生活に
統計でみる利用者の増大
総務省は、令和元年9月、「平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」を公表しています。概要を見てみましょう。
「いち早く世の中のできごとや動きを知る」ために一番利用するメディアとしては、インターネットが50.7%、テレビが45.3%となり、インターネットが5割を超えて初めてテレビを上回ったとのことです。
利用項目でみると、休日は、動画投稿・共有サービスを見るが36.6分、ソーシャルメディアを見る・書くが35.6分、オンラインゲーム・ソーシャルゲームをするが28.0分、ブログ・ウェブサイトを見る・書くが25.6分、メールを読む・書くが23.6分の順となっています。
予想通りですが、10~20代のスマホなどのモバイル機器によるインターネット利用時間が突出して長くなっています。
また、年代別に見ると、全ての年代においてスマートフォン利用率が増加しており、特に60代では約15ポイント増加し、60代においても初めてスマートフォンの利用率がフィーチャーフォン(ガラケー)を上回りました。
ご高齢の方も、スマホに切り替えている現状が分かります。
まだの方がいらっしゃたら、ぜひ、スマホへの切り替えをお勧めします。
量的転換ではなくて、質的転換、いや別物への飛躍が実感できると思います。
上手な使い方 ~ (1) メガネ
フジイは、ある会議の席で、1人のご高齢者がスマホで、上手な使い方をされているのに、気づきました。
会議の資料の字が小さかったのですが、メガネを忘れられたようでした。
メガネをする人に取っては、「あるある」、ですね。
秘書の方が気づいて「メガネ持ってきましょうか?」と尋ねているのが聞こえました。
市役所などにおいている、一般的な老眼鏡です。
その方は、「大丈夫です」と断られて、スマホを取り出し拡大して見ておられました。
そんな機能があるのか、隣の人に尋ねると、「カメラを出して拡大して写している」とのことでした。
シャッターを押さなければ、メガネと同じですね。
もっとも、今のスマホであれば、次の操作で、メガネ代わりの拡大鏡が使えます。
明度やコントラストも調整できます。便利です。
・「設定」→「アクセシビリティ」→「拡大鏡」の順に開き、「拡大鏡」をオン。
・いっそ、「「Hey Siri」(ヘイシリ)、拡大鏡を出して」と言えば、出してくれます。
上手な使い方 ~ (2) 草花の名前
散歩したり、公園のベンチで腰掛けたりしたとき、小さな草花が咲いているのに、気づくことがありませんか?
よその家の軒先に、小さなプランターに植えた花がきれいと、魅入ったことはありませんか?
そんなとき、花の名前や特徴が分かれば、楽しいですね。
昔は、夏休みの宿題に、堤防や野原の草花を取ってきて、図鑑で調べて、押し花にして、「研究日誌」などとして、提出したものでした。
それが、スマホをかざすでけで、分かる! すごいですね。
専用アプリ → ダウロード → インストール → アプリ起動 → 花にスマホをかざして映す → 教えてくれる
無料のものから有料のものまで、あります。
野山であれば、危険の植物などもあるので、重宝するのではないでしょうか。
これを無粋と思うか、それても楽しいと思うか、人それぞれです。
けれど、他にも多くのアプリが開発されていて、それらをスマホに取り込むことで、いろんなサービスが受けられます。
試してみると楽しいのではないでしょうか。
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