「あんな風にはなりたくない」~【実例】職場編

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職場の「ずるい女」

「ズルい女」といえば、シャ乱Q さんの歌です。

このときの「ズルい女」は、いい女で、男性に気を持たせてプレゼントなどせしめたあげく、振るという恋愛上手な「ずるさ」を持った女性だと思います。

フジイが出会った「ズルい女」は、「こんな風にはなりたく」という「小賢しさ(こざかしさ)」を持っていました。

女性を売りにしてどうこうするわけではないので、男性にもいると思われます。

権限を振りかざしながら責任を取らない

どのような「ずるさ」かというと、ひと言でいうと、「権限を振りかざしながら責任を取らない」です。

つまり、決めるときは自分で決めておきながら、いざ問題が起きたときは、他人のせいにする。

どこにでも、一人は、いるタイプといってしまえば、それまでです。

しかし、自分が関わるとなったら、毅然と(きぜんと)言うべきでしょう。

ポイント

権限がないのに、責任だけがある

フジイは、他の人のことも考えて、遠慮してしまったことを、悔いています。

だから、皆様には、そのような遠慮で、不快な思いをすることがないように、お勧めします。

実際の出来事

前提

実際にはどのような出来事があったのか、お伝えして、ご注意を喚起(かんき)します。

内部事情もあるので、抽象化してあります。

強い上下関係ではなく、あるプロジェクトのために割り振られた地位がありました。

「ずるい女」を仮にAとします。

Aが、そのプロジェクト(Xとします)のリーダーに任命されていました。

フジイは、Aと同じ部署なのです。

そのXを今回実践するチームYが編成され、フジイがそのYの実践長となりました。

Yには、他の部署からも数人応援にきていて、合同チームとなっています。

反対したが強硬決定した

Aは、突然、自分の考えによる新しいやり方を提案してきました。

しかし、それは、急に実施するには詰めなければならない問題があり、様々な欠点がありました。

そのことを指摘して、フジイは反対して、どうしても実施したいのであれば、種々の問題の対処を練ってから次回にしてはどうかと提案しました。

ところが、Aは自分の案に固執し、上司のBに相談したらしく、「それでして良い」との同意を得たと言いました。

たぶん、都合の良いように報告して、「そこは任すので良いようにやってくれ」的な返答だったと思われます。

フジイも、それならば、敢えて問題を大きくすることもないと考え、Bに直訴的ことはしませんでした。

AをXのリーダーに指名したのもBだったこともあり、言っても聞く耳をもたないだろうとの思いもありました。

やはり問題が起きた

ところが、実際にYチームが集まったときに、Aが口を開きました。

「困ったわ。こんな問題が起きたの」

それは、フジイが事前に指摘していた問題のひとつでした。

「だから、言ったのですよ。解決策を持っているから決めたのではないのですか」

ととがめると、Aは平然とこう言いました。

「あなたが、Yの長だから、どうするかあなたが決めて」と。

あきれてしまいました。

「私は反対したのに、Aさんが決めたのだからAさんが決めて下さい」

と当然、反論しました。

Aはまだ「困るわ」など、他人事のように繰り返すだけです。

現実の解決を優先した結果

このAとフジイのやりとりを、戸惑いながらみていたのは、他の部署から応援でYに加わった人たちでした。

この人たちは、元のフジイが反対したがAが押し切った経緯を、知りません。

フジイは、現実的に業務をしていかなくてはならないこと、他部署の人にまで迷惑をかけられないこと、原因はともかく対処が必要なこと、内輪のもめ事をさらすのは恥だと思ったこと、から決断しました。

「ここで今、だれの責任とか言っても始まらないので、○○のように決めてやっていきましょうか」と提案しました。

集まったYチームの人は、安堵の顔を浮かべて、その○○で各自が行うことになり、作業分を持ち帰りました。

責任を押しつけられる

現場で急に生じた問題の解決を応急措置で進めていけば、当然、それらは未解決の大きな問題となります。

Aと共にこのやり方を推進した上層部のBから連絡がありました。

「△△の問題が起きたが、それを決定したのはフジイか」という話でした。

「フジイが決定した」と、AがBに告げていました。

ここでもまた、フジイは、責任逃れはしないとの思いがありました。

押しつけられたことであっても、決定に持って行ったのは自分との思いから、「それは事実です」と言いました。

それを良いことに、全体会議の中で、非難にさらされたのです。

フジイは、その理不尽さにあきれました。

そんな人がいるのだ、自分なら自分の責任は取る、そう思いました。

フジイは、Aの名前はだしませんでしたが、経緯は全体会議の中で述べておきました。

Yチームの中の人が、援護射撃をしてくれました。

それでも、AもBも平然としていました。

フジイは、そのような生き方をする人を哀れだなと思っていました。

いさぎ良さも時と場合による

全体会議に出席した人が、全員、フジイの言い分を分かってくれたとは思えません。

フジイは、やはりその後も気分が悪かったです。

それでも、フジイは、自分の生き方を貫いたと思っています。

ただ、気をつけた方がいいと思いました。

潔く(いさぎよく)、自分が責任を被るのも、時と場合による、ということです。

フジイは、2点について、良く言えば「いさぎ良すぎた」、悪く言えば「良い格好しすぎた」となるのでしょう。

1点目は、指摘した問題が生じたときに、Aの責任だからきちんと責任を取った解決をすべき、と主張すべきでした。

2点目は、Bから「決めたのは君か」的なことを言われたときに、Aの責任ですよと言うべきだったのでした。

皆様のお気をつけ下さい。

フジイは、そのような人と一緒に仕事をしているとは思っていなかったのです。

あんな風にはなりたくない、今はその思いです。

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