法律書の代名詞「六法全書」
法律は、ネットと契約の意識の発達によって身近なものになりました。
しかし、ほんの少し前では、『法律』と聞くと、いかめしく取っつきにくく、難解なものと思われていたのではないでしょうか?
その象徴が、分厚く、漢字で埋め尽くされた『六法全書』だったといえましょう。
それでは、一体、何をもって六法というのでしょうか?
六法とは、何の法律?
六法とは、数ある法律の中でも重要な基幹となる法律6つを総称しています。
それでは、その6つの法律は、何でしょうか?
重要な6つの法律
・憲法
・民法
・商法
・刑法
・民事訴訟法
・刑事訴訟法
これに行政法を加えて7つの法律が大事となります。
行政の及ぼす影響が大きいから、それをコントロールする法律の重要性も近時、増しているからです。
手続き法の重要性
上の六法をみると、実体法と手続法が入っています。
民事訴訟法と刑事訴訟法が、手続き法です。
適正な手続きを経てはじめて真実が判明する、との考え方です。
近代法の根幹です。
主要法令集としての「○○六法」
重要な法律6つを集めて六法としたことから、特定分野の主要な法令を収録したものを、「○○六法」と呼びます。法律が6つあげられているというわけではありません。
例えば、『医療六法』『金融六法』とかが出されています。
どのような仕事でも、その仕事に関する宇法律があり、知っておく必要があります。
そんなときは、『○○六法』をみれば、基本となる業界のルールが分かります。
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